風雲ブログ記事

  • 昨日8月7日(日)は、3年ぶりに斎行された桑名石取祭りにお伺いしました。私個人としては、怪しい記憶ですが、恐らく高校生時代に行った以来ですので、30数年ぶりになります。「日本一やかましい祭り」という触れ込み通り、太鼓と鐘の音が響き渡るお祭りです。

    祭りのパンフレットを斜め読みしていると、祭車の紹介のページがありました。ちょうど目の前で奉納している「東常磐町」の記事を拝読すると、代表彫物に山中鹿之介と畠山重忠の文字がありました。

    祭車には、彫物や提灯、人形などの芸術的要素があることは理解出来ますが、「代表彫物」と祭車を特徴づけるテーマ性を持った彫物として、認識されていることに驚きました。

    さらに、龍や虎などの動物や竹や桜など植物の自然物が掘られているのなら、想像に難く無いのですが、山中鹿之介と畠山忠重という武将が「代表彫物」となっていることに驚きを禁じ得ませんでした。両武将とも、生きた時代は異なりますが、主君に忠義を尽くした一角の武士です。その両名とも、自身の伝説的象徴的姿で彫物として、祭車の装飾となっています。

    当然ながら、東常磐町以後、私の視線は祭車の彫物に釘付けになったことは言うまでもありません。

    蛇足ですが、私の中の山中鹿之介は別所哲也さん(大河ドラマ「官兵衛」)であり、畠山重忠は中川大志さん(大河ドラマ「鎌倉殿の13人」)なんですが(笑)