「女性の発言時間」失言が大きく取り上げられ、一夜明けましたが、「女性の発言時間」失言を撤回するための記者会見で、「おもしろおかしくしたいから聞いているんだろ」などと発言し、さらに圧倒的な注目を集めています。
ジェンダー論や集団心理の面から問題点を指摘する論者がいる一方で、「おもしろおかしく」取り上げているマスコミや個人も多くあり、森さんの「おもしろおかしく」発言は大衆世論の真理を突いているとも言えます(でも、「女性の発言時間」失言の問題の本質は理解されていないのは、残念(笑))。
あることが、少し気になりましたので、森喜朗さんのWikipediaのページを閲覧してみました。既に「女性の発言時間」という項が立ち上がっており、しかも、「おもしろおかしく」発言も記述されていました。そこまでは予想通りだったのですが、「さすが森喜朗」と私に唸らせたのは、あの麻生太郎さんですら、「失言」という項も立てられていないにも関わらず、「発言と失言」という章が立てられ、首相就任前、中、後と各節まで設定されていたことです。あくまでもWikipedia上ではありますが、安倍晋三さんや小泉純一郎さんには「失言」という言葉すら用いられていない(小泉純一郎さんのページの「失言」は、「森の失言が次々とマスコミで大きく取り上げられ」という森さん絡みの記述)ことを鑑みると、森さんの「失言」は異次元のレベルだと言わざるを得ません。
この「女性の発言時間」によって、国政レベルのスキャンダルが大きく取り上げられないことに、政権はどう受け止めているのでしょうか?