2020東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の会長である森喜朗さんが、物議を醸す発言をしたとの報道がありました。その場に居合わせた訳でもありませんので、少ない情報しかありませんが、組織委員会の女性理事の立居振る舞いに感謝しようとして、引き合いに出した例え話が、仇になったと言いますか、本音が出てしまったのだろうと推察します。
恐らく、森さんご本人には女性蔑視の意図は無かったんだろうと思いますが(笑)、だからこそ逆に問題の根が深いと感じます。
本来であるなら、1月に開催する予定を5月に延期されていた世界経済フォーラム(ダボス会議)の2021年の年次総会が、8月に再延期されました。再延期の理由は、ご想像の通り、新型コロナウイルス感染症によるものです。
各国首脳の日程確保の問題はあるかと思いますが、国際社会で注目される会議の再延期が、東京オリパラの開催に与える影響は少なくないでしょう。国際オリンピック委員会や東京オリパラ組織委員会などの関係者と世界の状況との温度差の開きを印象付ける、ダボス会議の再延期だと感じました。